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小売り関連株が買われ反発 ダウ62ドル高

2018年5月17日 7:38

16日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、百貨店のメイシーズが好決算を発表したことで小売り関連株が買われ、反発した。ダウ平均株価は60ドルあまり値を上げている。

16日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前日比62ドル52セント高の2万4768ドル93セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も46.67ポイント上げて7398.29で取引を終えている。

16日朝に発表されたメイシーズの決算は市場予想を上回り、売上高が上方修正されたことで大幅に買われた。小売り関連株に買いが及んで値を上げたことを受けて、スポーツ用品大手のナイキやアンダーアーマーなども買われ、相場を押し上げている。一方、この日も長期金利が3.1%前後の高水準を維持したことで、株の値上げ幅は限られた。

ナスダックは、半導体関連株が好調だったほか、アップルやアマゾン・ドットコムなどの主力株も買われ、反発している。

市場関係者は「全体的な相場は好調だが、貿易摩擦や北朝鮮などの地政学的なリスクへの警戒感は残っている」と話している。