パレスチナ自治区で衝突相次ぐ 死者62人
アメリカ大使館のエルサレム移転を受けて、パレスチナ自治区では15日も衝突が相次ぎ、死傷者が出るなど緊張が続いている。
ガザ地区ではアメリカ大使館の移転から一夜明けた15日も、パレスチナ人とイスラエルの治安部隊との衝突で2人が死亡し、一連の衝突での死者は62人となった。
15日は「ナクバ」と呼ばれるイスラエルの建国に伴って多くのパレスチナ人が難民となった日から70年目の節目で、パレスチナ人による激しい抵抗が相次いだ。
中東では間もなくイスラム教徒が断食を行う「ラマダン」が始まり、信仰心が高まるため、イスラエル側はパレスチナ側の抵抗に警戒感を強めている。