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パレスチナ要請で安保理緊急会合を開催へ

2018年5月15日 7:12

エルサレムの帰属をイスラエルと争ってきたパレスチナ側は各地で大使館の移転に抗議するデモを行い、イスラエルの治安部隊との衝突により、2700人を超える死傷者が出た。

エルサレムでは式典にあわせて、パレスチナ人らが大使館の移転に抗議する集会を開いた。しかし、イスラエルの治安部隊と小競り合いとなり、一部の参加者らが拘束された。

また、パレスチナ自治区でも各地で抗議デモが相次ぎ、治安部隊との衝突に発展した。特に、ガザ地区では3万人以上がデモに参加し、激しい衝突となった。ロイター通信などによると、イスラエル側の銃撃などにより、55人が死亡、2700人がケガをした。

多くの死傷者が出たことを受け、パレスチナ側は15日を怒りと追悼の日として各地でデモを行うように呼びかけていて、さらに衝突が拡大する懸念もある。

一方、国連ではパレスチナの大使が会見を開き、イスラエルの対応を厳しく批判した。

マンスール国連大使「イスラエルの対応を最も強い言葉で非難する。(イスラエルの治安部隊の)行動をすぐにやめるべきだ」

また、パレスチナが要請したこの件に関する安全保障理事会の緊急会合が日本時間15日夜から行われることが決まった。