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都市型災害も再現…大規模な訓練施設が完成

2018年5月15日 21:54
都市型災害も再現…大規模な訓練施設が完成

東日本大震災の教訓を踏まえた警察の大規模な災害訓練用の施設が東京・立川市に完成し、訓練の様子が公開された。

15日に公開された訓練は警視庁の特殊救助隊など約70人が参加し、ゲリラ豪雨で川が氾濫して家屋が流され、中州に人が取り残されたことを想定した訓練や、土砂に埋もれた人を警備犬やベルトコンベヤーを使って救出する訓練が行われた。

国や東京都が約6億5000万円をかけて造ったこの施設ではビルの倒壊をはじめとする「都市型」災害なども再現でき、東日本大震災の教訓を生かして、自然災害への対応力を強化していく方針だという。

訓練を視察した警視庁の下田警備部長は、「警察の救助能力を向上させることは極めて重要な課題」と訓示した。