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“労働時間の調査データ”全体の2割にミス

2018年5月15日 14:37
“労働時間の調査データ”全体の2割にミス

「働き方改革」法案をめぐる労働時間の調査に不適切なデータが見つかった問題で、厚生労働省は、ミスが全体の2割に上っていたと公表した。

厚労省は、2013年度に調査した、一般労働者と裁量労働で働く人の残業時間などについてのデータをあらためて見直した結果、対象となった1万1575事業場のうち、2割に上る2492の事業場でミスがあったと公表した。

一般労働者の調査結果では、1日の時間外労働が24時間を超えるものや、1か月単位では時間外労働があったにもかかわらず1日や1週間単位では時間外労働がない、などの矛盾があったという。

加藤厚労相「しっかり反省して、これからの対応にも生かしていかなければならない」

厚労省は、ミスがあった事業場をすべて削除した上で、調査結果に大きな変化はないと説明しているが、野党側は「働き方改革法案そのものをつくり直す必要がある」と反論している。