韓国船籍のタンカーが北朝鮮船籍のタンカーに海上で横付けしている現場を今月３日に海上自衛隊が確認したことについて、小野寺防衛相は、韓国政府が違法な物資の積み替え行為を否定していることを明らかにした。

小野寺防衛相「韓国船籍の船舶による違法な『瀬取り』の事実はなかったという確認があった旨、韓国政府から日本政府に対して通報がありました。北朝鮮に対する圧力を維持する観点から、引き続き、関係国と緊密に協力してまいりたいと思っています」

小野寺防衛相は、タンカー同士が海上で横付けする行為は「普通ではない」と指摘し、韓国側が瀬取り行為を否定する一方で詳細な説明がないことに対して不信感を示した。

その上で「北朝鮮の瀬取りに対する国際的な監視網の足並みに乱れがあってはならない」と強調した。