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「うんこ漢字ドリル」誕生の経緯を聞く

2018年5月14日 15:07
「うんこ漢字ドリル」誕生の経緯を聞く

出版社「文響社」の谷綾子氏は、シリーズ累計330万部を突破し社会現象にもなった「うんこ漢字ドリル」の担当編集者。このドリルで勉強嫌いな子どもたちが苦手意識を改善し学習に取り組んだという。

――谷さん、そもそもこのドリルはどういった経緯で誕生したのですか?

もともと、この例文の全てを考えた古屋さんという映像作家がいまして、その方が「うんこ川柳」というオリジナルの短文のようなものを作っていたんですね。

それを本にしたいなと思っていたところ、弊社社長の山本が、もともと古屋さんと友だちで“うんこ”は面白いから小学生が勉強をするときのきっかけにしようということで、漢字ドリルにしたらどうだろうという流れで「うんこ漢字ドリル」というものになりました。

――最初、担当してといわれたときは、どう感じましたか。

ちょっとギョッとしたのですが、例文を読んでみたらすごく面白かったのでこれは大人の女性の私が読んでも面白いということは、結構いけるんじゃないかなという気持ちもありました。

――“うんこ”という要素を入れるだけで子どもたちの学習意欲というのは変わるものなんですね。

そうですね。読者から「すごく笑いながらやっています」というハガキもいただきましたが、勉強というと机に向かって、ただひたすら黙々とやるものという意識がすごく強いと思うのですが、“うんこ”という言葉を使うことで楽しく勉強に前向きに取り組める流れを生み出せたのかなと思います。

【the SOCIAL guestより】