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柳瀬氏「報告なし」に野党“虚偽答弁では”

2018年5月14日 18:06
柳瀬氏「報告なし」に野党“虚偽答弁では”

加計学園の問題をめぐり、柳瀬元首相秘書官が、学園関係者らと面会したことを安倍首相に一切、報告しなかったと述べたことについて、野党側は虚偽の答弁ではないかと追及した。

■玉木共同代表「悪知恵を巡らしてるんじゃ」

国民民主党の玉木共同代表は、安倍首相の「去年1月に加計学園の計画を初めて知った」という国会答弁とつじつまを合わせるために柳瀬氏がうそをついたのではないかとただした。

国民民主党・玉木共同代表「柳瀬さん、勝手にうそをついたんですかね。総理の答弁につじつまを合わせるために、さまざまな優秀な、秘書官をはじめとした官僚の皆さんが悪知恵を巡らしてるんじゃないんですか」

安倍首相「すべて私の指示で行っているかのごとく言われるのは、これは承服しがたいわけでありまして、柳瀬元秘書官についてでありますが、うそということでは、私は、まったくないんだと思います。3年前の記憶をひもときながら、正直に話をされていたということではないかと、このように思います」

安倍首相は、柳瀬氏の答弁は「うそではないと思う」と主張した。

■主張に食い違い…野党は現・愛媛県知事の国会招致要求

愛媛県の中村知事は柳瀬氏は「正直に話していない」と話すなど主張は食い違っている。そこで玉木氏は、中村知事の国会招致を安倍首相に強く求めた。

国民民主党・玉木共同代表「なぜ前の知事の加戸知事は呼び、中村現愛媛県知事を呼んでいただけないのか」

安倍首相「誰を呼ぶかということは、まさに国会の権威の中において国会がお決めになることでありまして、総理大臣が院の決定について決定的なことを言うことは厳に控えなければならない」

安倍首相は国会が決めることだと繰り返したが、玉木氏は「都合の悪いところだけ逃げるようなやり方を改めないと、解明が進まないまま時間だけ過ぎていく」と批判した。