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“北朝鮮の非核化”日米中韓のスタンスは

2018年5月10日 21:18

ニュースのポイントをコンパクトにまとめた「深層NEWS ここにフォーカス」。10日は北朝鮮の非核化について日・米・中・韓の各国がどのようなスタンスで臨もうとしているかについて。

近野キャスター「非核化が、段階的な非核化、北朝鮮が唱えているもの。我々(日本)は完全で不可逆的。アメリカと日本は当然なんですが、韓国がどこに位置するのか、どうお考えですか?」

元駐韓大使・武藤正敏氏「真ん中よりもうちょっと、右(段階的)に近いんじゃないでしょうか。(近野:中国は?)中国は北朝鮮寄り(段階的)」

外務副大臣・佐藤正久氏「私は非常にコメントしづらい。いま日米韓が連携しているのが大事なので…」

近野キャスター「いつも(日本)政府の皆さんは、こうだとおっしゃるんだけど、元駐韓大使はこうだと。佐藤さんもなかなか、お答えづらいと思いますが、こうじゃないよなというところまでは…」

佐藤正久氏「いままさに日米韓が連携しながらやっているのは間違いありませんから。情報交換をやってますから。まさに韓国も北朝鮮の非核化は当然求めている。そこも当然、戻ってもらったら困るわけですから。そこは一致していますから」

龍谷大学教授・李相哲氏「韓国は気持ち的には完全(な非核化)なんですね。ただ韓国国内でどういう議論が起こっているかというと、北朝鮮がそこまで苦労して作った、言い方は悪いけど、それ(核兵器)をタダでは廃棄しないだろう、と。だから段階的に、見返りを少しずつ渡しつつやるしかないんだということが、韓国の政権周辺の人たちの言い方なんですよ」