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プーチン政権 メドベージェフ首相留任承認

2018年5月9日 17:34

通算4期目を迎えたロシアのプーチン政権の首相に、現職のメドベージェフ首相が8日、就任した。国内外で多くの課題を抱える中、安定的な政権運営を優先したものとみられる。

ロシア下院は8日、メドベージェフ首相を続投させるとのプーチン大統領の提案を賛成多数で承認した。プーチン大統領は通算4期目の大統領に就任した7日に、ロシアを2024年までに世界5位以内の経済大国にすることなどを指示した大統領令に署名し、目標の策定に携わったメドベージェフ首相らに実現を託す考えを示していた。

メドベージェフ首相は、汚職疑惑が持ちあがるなど、国民の支持が高いとは言えないが、国内経済の低迷や欧米との関係悪化などの厳しい環境を踏まえて、安定的な政権運営を優先させたものとみられる。