アメリカのトランプ大統領は７日、イラン核合意を破棄するかどうかの判断を日本時間の９日、発表すると明らかにした。

「イラン核合意」は、イランが核開発を制限する代わりに欧米諸国などが経済制裁を解除するもの。イランを敵視するトランプ大統領はこれまで「ひどい合意だ」と主張し、破棄も辞さない姿勢を見せてきた。

こうした中、トランプ大統領はツイッターで日本時間の９日午前３時から自らの判断を発表すると明らかにした。各国が合意を維持するよう説得を続けており、その判断が注目される。

一方、イランのロウハニ大統領は７日、仮にトランプ大統領が合意を破棄した場合でも、イランの利益が守られれば、核合意にとどまる考えを示唆した。アメリカの決定に対して、「準備は整っている」とも述べるなど、強気の姿勢も見せている。