ヒアリ検査キット開発 容易に判別可能に
去年初めて国内で見つかった強い毒を持つ外来種、ヒアリを素人でも2時間あまりで判別できる検査キットが開発された。
開発された検査キットはヒアリに特有のDNA配列に反応するもので、ヒアリをすりつぶして特殊な薬品に溶かし込むと白く濁るというもの。
これまでは数日かけて専門家が目視で鑑定していたが、これを使えば2時間あまりで判定できるという。
強い毒を持つ外来種ヒアリは去年6月に国内で初めて見つかって以来、主に中国と物流のある港湾で26例確認されている。
国立環境研究所では今後、検査キットを自治体などに配布する計画だが、ヒアリの侵入が今年非常に多発した場合は、メーカーに量産を依頼し市販することも検討している。