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不明の食堂絵画 東大生協“廃棄処分した”

2018年5月8日 14:09
不明の食堂絵画 東大生協“廃棄処分した”

東京大学の食堂に飾ってあった著名な画家の作品が行方不明になっていた問題で、大学の生協は8日、廃棄処分していたと発表した。

この問題は、東京大学の中央食堂に飾ってあった、画家の宇佐美圭司さんの作品が、食堂のリニューアル工事後に行方不明になっていたもの。

食堂を管理している東京大学の生協は8日午前、ホームページを更新し、行方不明の絵画について「永遠に鑑賞のできない状態となりました」「知識がないがための軽率な判断となってしまった」と謝罪し、廃棄処分していたことを発表した。

生協によると、食堂の改修工事にあたって、絵画を保存するかどうか十分検討しないまま去年9月に廃棄処分にしていたという。生協は、12日に宇佐美さんの遺族に謝罪することにしている。