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大韓航空の経営者一家退陣求め 仮面で集会

2018年5月5日 1:43

パワハラ行為が相次いで指摘された韓国・大韓航空の経営者一家に対し、現役の社員らが退陣を求める集会を開いた。

「暴言・パワハラ、我慢できない!」

ソウルの中心部では4日夜、大韓航空の経営者一家によるパワハラ行為を糾弾する集会が開かれた。

参加者は、大韓航空の現役社員に加え、市民など数百人にのぼり、「大韓航空のイメージをおとしめた」などとして、経営者一家の退陣を求めた。大韓航空の関係者は、会社に特定され、不利益を受けないよう、仮面で顔を隠して参加した。

こうした中、経営者一家の二女で、専務を務めていた趙顕ミン氏への逮捕状の請求が棄却された。趙氏をめぐっては、広告会社との会議中、出席者に声を荒らげ、ドリンクをかけたとされているが、検察は、被害者が処罰を望まず、証拠隠滅の恐れも低いと判断。警察に、任意で捜査を続けるよう指示したという。