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米朝首脳会談 “板門店”でやりたい理由

2018年5月2日 14:29
米朝首脳会談 “板門店”でやりたい理由

南北首脳会談が行われ、次に控える米朝首脳会談。トランプ大統領はいま何を考えているのか。そして開催場所はどこになるのか。急展開を見せる北朝鮮情勢の現状を、日本テレビ・国際部の小野デスクに聞いた。

■日本テレビ・国際部 小野高弘デスクのプロフィル
社会部時代には、オウム真理教事件や福島第一原発事故を取材。政治部では小泉首相(当時)の番記者を務めた。その後はニューヨーク特派員を経て、現在はトランプ政権や、急展開を見せる北朝鮮情勢の取材を指揮している。


――小野さん、南北首脳会談が先週行われ、まさに急展開となっていますが、最新情報を教えてください。

南北の次に、米朝の首脳会談が間もなく行われようとしていますね。場所をどこにするかを決めかねていたんですけれども、ここへ来て南北首脳会談と同じ“板門店”と、トランプ大統領が急に言い出したんですね。

トランプ大統領は、実はこの間の南北首脳会談を見ていて、「これいいじゃないか。文在寅大統領かっこいいじゃないか。自分もあの演出をやりたいな」と、急に思ったらしいんですね。

自分と金正恩委員長の一挙手一投足が刻々と映し出されて、それを世界中が注目する――こんなすばらしい舞台はないと思ったらしいです。

シンガポールなど第三の国というのも候補にあがっていたんですけれども、やれ警備が大変だとか、やれテロ対策はどうするんだということになって、なかなか時間がかかっていたんです。

でも、トランプ大統領はとてもせっかちですから、「金正恩委員長がその気になっている今がチャンス。一気にサインさせる。板門店だったら時間がかからずにすぐにできるだろう」と、事務方にはっぱをかけているというのが今の状況です。


――やはりパフォーマーだなというところも改めて感じますよね。正式な発表が待たれます。


【the SOCIAL guestより】