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徴用工像の設置で衝突…きょう5千人集会か

2018年5月1日 6:44

韓国の南部・釜山の日本総領事館前で、労働団体が、日本の植民地時代に動員された労働者を象徴する、いわゆる「徴用工像」の設置を強行しようとして警察とにらみ合いを続けている。現地から中継。

労働団体が4月30日夜に運び込もうとした「徴用工像」は、釜山の日本総領事館前の100メートルほど手前に置かれたままで、大学生などが徹夜で座り込みを続けている。一方、警察は、総領事館前への進路を完全にふさぎ、設置を徹底阻止する方針。

労働団体は4月30日夜、「徴用工像」を総領事館前に運び込もうとしたが、警察に阻止された。「徴用工像」は日本の植民地時代に動員された労働者を象徴するもので、団体はもともと、5月1日の設置を予告していたが、不意を突こうとしたとみられる。

「徴用工像」の設置をめぐっては、日本は韓国に、不適切との立場を伝え、日韓関係の悪化を懸念する韓国政府も、設置に反対する立場を表明していた。

釜山の総領事館前にはすでに慰安婦像が建てられていて、日本政府は撤去を求めている。

労働団体は5月1日、5000人規模の集会を総領事館近くで開くとしていて、大きな混乱が懸念される。