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米大統領補佐官 北非核化“リビア方式”で

2018年5月1日 5:27

アメリカ・トランプ政権のボルトン大統領補佐官が先月29日、北朝鮮の非核化については、核計画の放棄を先行させるかつてリビアに対して用いたのと同じ方式を考えていると明らかにした。

北朝鮮はこれまで非核化の意思は示しているものの、具体的な方策や期限については言及していない。

こうした中、アメリカのボルトン補佐官は先月29日、報道番組に出演し、ブッシュ政権下で、リビアの大量破壊兵器計画の放棄に際して用いた方法を念頭におき、北朝鮮にも核計画の放棄を先行させた後、制裁を解除するやり方で臨む考えを示した。

ボルトン大統領補佐官「(北朝鮮の非核化に)『リビア方式』を念頭においている。初の米朝首脳会談で(核放棄の)決断の証拠を示すか試す」

また、ボルトン氏は、核兵器の製造・保有などの禁止やウラン濃縮施設を保有しないことをうたった1992年の「朝鮮半島の非核化に関する共同宣言」を「交渉の出発点にすべきだ」と語った。