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中米出身キャラバン“国境の町”で亡命申請

2018年4月30日 21:19

母国の治安悪化からアメリカを目指していた中米出身の人々が29日、国境沿いの町に到着し、亡命の申請を始めた。この集団は、「キャラバン」と呼ばれ、アメリカのトランプ大統領が警戒を強めていた。

ロイター通信によると、メキシコ北西部、国境沿いの町、ティフアナに到着しアメリカへの亡命の申請を始めたのは、「キャラバン」のメンバー約400人。メンバーは、ホンジュラスやグアテマラ、エルサルバドルの出身者で、母国の治安悪化から逃れようとアメリカを目指してきた。

ホンジュラス出身「アメリカに行くのはとても楽しみ。良いことがあるといいんだけど」

エルサルバドル出身「少し不安ですが家族と一緒に本当にアメリカに行きたい」

「キャラバン」は約1か月前にメキシコの南部から移動を始めていたが、これに対して、不法移民対策を進めるアメリカのトランプ大統領は国境周辺に州兵を派遣し警戒を強めていた。

29日は、手続きができる施設の対応人数に限りがあることから、女性や子供を含む約50人が手続きを開始したが、亡命が認められるかは明らかになっていない。