中東を訪れている安倍首相は、ＵＡＥ（＝アラブ首長国連邦）で、ムハンマド・アブダビ皇太子と会談し、エネルギー分野に加え経済や科学技術など広範な分野での関係強化を確認した。

日本時間３０日夕方に行われたムハンマド・アブダビ皇太子との会談で、安倍首相は、海上油田の日本企業の権益が更新され、向こう４０年間延長されたことへの謝意を伝えた。また、民間の投資活動の保護を後押しする協定を歓迎すると共に、地球観測衛星の打ち上げに向けた先端技術分野での協力の推進など、幅広い分野での関係強化を確認した。

これに先立ち安倍首相は、経済関連の会合でスピーチした。

「今般の（日本企業の）海上油田権益の更新でエネルギー分野における両国関係は、この上なく強固なものとなっています」―安倍首相はこのように、エネルギー分野での協力強化を訴えると共に、日本産のメロンやイチゴなどの新鮮な果物をアピールした。