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北メディア称賛“歴史に輝かしく刻まれる”

2018年4月28日 14:43

北朝鮮メディアは28日、金正恩委員長と韓国の文在寅大統領が共同で発表した「板門店宣言」について、南北関係の画期的な発展をもたらすと評価した。

28日付の朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、27日に板門店で行われた南北首脳会談について、1面から4面にわたり、61枚の写真付きで大々的に伝えた。

金委員長と文大統領が合意した「完全な非核化を通じ、核のない朝鮮半島の実現」を目指すとする板門店宣言の全文を掲載し、「南北関係の画期的な発展を成し遂げる上で転換的な意義を持つ」と評価した。また、「金委員長の不滅の業績は歴史に輝かしく刻まれるだろう」と称賛している。

一方の韓国メディアも、板門店宣言で「完全な非核化」が目標に掲げられたことを前向きに評価。非核化について踏み込んだ内容がなかったことは残念だとしながら、具体的な交渉は、6月上旬までに開かれる見通しの米朝首脳会談に委ねられたとの見方を伝えている。