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文大統領が今秋平壌へ“宣言文”ポイントは

2018年4月27日 18:55

南北首脳による共同宣言文は「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」と銘打たれた。

ポイントは次のようになっている。

1.南と北は、南北関係の全面的で画期的な改善と発展を成しとげることで、切れた民族の血脈をつないで、共同繁栄と自主統一の未来を早めるだろう。

南北関係を改善して、発展させることをこれ以上先送りできない。
南と北は私たちの民族の運命は、私たちが自ら決め、関係改善と発展の転換的な局面を開く。

2.南と北は、高位級会談をはじめとする各分野の対話と交渉を早期に開催し、首脳会談で合意した問題を実践するための積極的な対策をたてる。

3.南と北は、当局間の協議を緊密にして、双方の当局者が常駐する南北共同連絡事務所を開城地域に設置する。

4.南と北は、各界各層の多方面での協力と交流と接触を活性化する。

当局、国会、政党、地方自治団体や民間団体など各界各層が参加する民族共同行事を積極推進する。

2018年のアジア大会をはじめとする国際競技に共同で出場する。

5.南と北は、南北赤十字会談を開催して、離散家族や親戚再会などを含めた諸般問題を協議する。

6.南と北は、釣り合った経済の発展を成し遂げるために事業を推進し、鉄道や道路をつなぐ。

7.南と北は、朝鮮半島で軍事的緊張状態を緩和させ、戦争の危険を解消するために共同で努力していく。

8.南と北は、地上と海上、空中を含めた全ての空間で軍事的緊張と一切の敵対行為を全面的に中止する。

9.南と北は、様々な安全保障対策を取る。南と北は軍事的な問題を協議するために国防部長会談をはじめとする軍事当局者会談を頻繁に開催する。

10.南と北は、どんな形の武力も、また不可侵とする合意を再確認し、厳格に順守する。

11.南と北は、軍事的緊張が解消されて、お互いの軍事的信頼が実質的に構築されることにあわせて、段階的に軍縮を実現していく。

12.南と北は、停戦協定締結65年になる今年に、終戦を宣言し、停戦協定を平和協定に切り替えて、恒久的な平和体制の構築のための南と北、アメリカの3者または、南と北、アメリカ、中国の4者会談の開催を積極的に推進していくことにした。

13.南と北は、完全な非核化を通じて、核なき朝鮮半島を実現するという共同の目標を確認した。

南と北は、朝鮮半島の非核化のため、国際社会の支持と協力を得るため努力することにした。

14.両首脳は、定期的な会談と直通電話を通じて重大な問題を随時、真摯(しんし)に論議して、信頼をかため南北関係の持続的な発展のためにともに努力する。

文大統領が今年の秋、平壌を訪問する。