天皇皇后両陛下は、「みどりの式典」に出席して、自然環境の保護などに功績のあった研究者らをたたえられた。来年の式典は、天皇陛下最後の公務になる可能性がある。

両陛下は２７日午後、政府が主催する「みどりの式典」に出席するため、東京・千代田区の憲政記念館を訪問された。式典では、自然環境の保護や植物が環境から受けるストレスに関する研究で功績があった２人の研究者に「みどりの学術賞」が贈られ、両陛下は拍手でたたえられた。その後、両陛下はレセプションに出席し、受賞者らと懇談された。

天皇陛下は来年４月３０日に退位されることが決まっているが、毎年出席されているこの「みどりの式典」が、来年は天皇としての最後の公務になる可能性がある。