福田前財務次官のセクハラ認定 財務省謝罪
セクハラ問題で今週、財務事務次官を辞任した福田淳一氏について、財務省は27日、セクハラ行為があったと認定し、テレビ朝日の女性社員に謝罪した。
矢野康治官房長「財務省といたしましては、セクハラ行為があったと判断し、処分を行うことといたしました」「関係者のみなさまに深くおわびを申し上げます」「申し訳ありません」
会見で財務省は、福田氏が今月4日にテレビ朝日の女性社員と1対1で飲食したことを認めているほか、福田氏がテレビ朝日の主張を覆すような反論・反証を示していないことなどから、セクハラ行為はあったと判断したという。
その上で、行政の信頼を損ねたとして福田氏を減給20%、6か月の懲戒処分とした。福田氏に支給されるはずだった約5300万円の退職金から141万円差し引かれるという。
また、財務省としては追加の処分は行わず調査を終了するとしている。一方、福田氏は今もセクハラ行為を否定しているという。