２６日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、フェイスブックやビザなど、市場予想を上回る決算を発表した企業が大きく買われ、相場をけん引した。ダウ平均株価は２３０ドルあまり続伸している。

２６日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前日比２３８ドル５１セント高の２万４３２２ドル３４セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も１１４．９４ポイント上げて７１１８．６８で取引を終えている。

前日に市場予想を上回る決算を発表したソーシャルネットワーク最大手のフェイスブックはこの日、大きく買われたほか、ＩＴ関連株全体に買いが波及した。同様にこの日、好決算を発表したクレジットカード大手のビザも大きく値を伸ばしている。また、長期金利が３日ぶりに３％を下回ったことで市場への安心感も広がり、幅広い銘柄に買いが広がった。

市場関係者は「２６日の通常取引終了後にも、インターネット通販最大手のアマゾン・ドットコムや、半導体大手のインテルが好決算を発表しており、２７日以降もこうした企業決算を中心に市場が動くだろう」と話している。