北方領土に日本人観光客を招いた観光ツアーの計画があることを、ロシア側が２４日、明らかにした。来月に予定されている首脳会談でも協議される可能性がある。

これは、北方領土を事実上管轄しているロシアのサハリン州政府の観光担当者が２４日、記者会見で明らかにしたもので、この夏に、日本人観光客約１５０人を受け入れる計画だという。

ツアーは、日露の政府が実現を目指している北方領土での共同経済活動の一環として行われ、来月に予定されている首脳会談でも話し合われる可能性がある。

ただ、ロシア側は会見で、「ロシアの法律に基づいて実施される」としていて、お互いの法的立場を害さない形での実施を目指す日本とは隔たりがある。