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流行中のはしか、28~45歳は要注意

2018年4月26日 14:06
流行中のはしか、28~45歳は要注意

はしかは、子どもがかかるというイメージの方もいるかもしれませんが、実は大人も要注意なんです。特に働き盛りの世代が危ないかもしれません。

その理由は予防接種の回数が足りない可能性があるからです。日本では1978年からワクチンの定期接種がはじまり、現在では小学校入学までに2回の接種をすることになっています。

しかし、1972年10月1日~1990年4月1日に生まれた人、つまり現在28歳~45歳の人は、接種が1回だけの場合があるのです。2回の接種が完了していれば99%以上が発症しないと言われていますが、1回だけの場合、その約5%の人はウイルスと戦う抗体が十分つくられない場合があります。

ワクチン接種の回数はどう確認したらいいのでしょうか。ワクチン接種を受けると母子手帳に記録を残すことになっています。母子手帳で確認できない場合は医療機関で検査することも可能です。

もし、ワクチン接種回数がわからない場合、接種して大丈夫なのでしょうか。3回目のワクチン接種になったとしても副作用の可能性は低いとされています。

はしかに感染するとどうなるのでしょうか。感染から約10日後に発熱や咳(せき)、鼻水、目の充血などの症状が出て、その後、口の中や体に発疹が現れます。そして、約39度の高熱がさらに3~4日続きます。悪化すると重篤になったり、合併症を伴い死に至ることもあります。

感染力が強く空気感染する「はしか」は、手洗い、マスクでは予防できないとされていて、ワクチン接種が唯一有効な予防策です。


【the SOCIAL basicより】