カナダで開かれていたＧ７（＝主要７か国）外相会議が２３日、閉幕した。共同声明では、北朝鮮に対し非核化の実現までは「最大限の圧力を維持する」との方針を明記した。

Ｇ７外相による共同声明では、北朝鮮が核実験の中止などを表明したことについて「全面履行されれば完全な非核化に向けた第一歩だ」と一定の評価をした。一方で、「具体的な行動を伴わなければならない」とけん制した。

また、「核武装した北朝鮮を決して認めない」と決意を表明し、非核化の実現までは「最大限の圧力を維持する」との方針を明記した。

さらに、「拉致問題の即時解決を要求する」との文言が盛り込まれたほか、北朝鮮との首脳会談を控えるアメリカと韓国を支えることを表明し、連帯を強調している。