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最近の転職事情 年齢の壁が取っ払われて…

2018年4月23日 14:14
最近の転職事情 年齢の壁が取っ払われて…

転職サービス「DODA」の編集長・大浦征也氏。大浦氏は、現在の会社に入社後、人材紹介事業や企業の採用支援、転職希望者のサポートに携わり、昨年より「DODA」の編集長に就任。“はたらく”ことに対して、独自の視点で情報発信を行う。

――大浦さん、最近の転職事情には、どのような傾向がありますか?

前提として転職マーケット全般、非常に良い時期、良い状況が続いているということになります。有効求人倍率ベースでみても、直近のデータで1.58倍となっていましたので、これは40数年ぶりの好況期ということになります。

求職者にとって売り手市場が続いているということなんですね。その中でも特に年齢の壁が取っ払われてきたというのが、ひとつの傾向だと思っています。

――年齢層が変わったということですか?

“広がった”という表現のほうが正しいと思いますが…以前は転職というと35歳が、ぎりぎりというような限界説ということがよくいわれていました。しかし、こういった全体の環境がいいということもそうですし、各企業が採用するターゲットを広げてきた。つまりそれはミドルシニア、40代、50代の方でもスペシャリティー、専門性がある方であれば、中途採用でも受け入れようという、そういう動きが出てきているというのが最近の傾向のひとつだと思いますね。

――実際、ミドルシニアの方々も動き始めているということですか。

やはり、周りの人で転職なんて考えていなかった人が転職に成功したという実例が出てきていますので、じゃあ、僕も私もということがひとつひとつ増えてきているというのが実態だと思います。

――動きやすいということはいいことですね。

【the SOCIAL guestより】