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与野党対立激化“セクハラ・加計”めぐり

2018年4月23日 11:59
与野党対立激化“セクハラ・加計”めぐり

財務事務次官のセクハラ問題や加計学園の問題などをめぐり、野党側は、麻生財務相の辞任や柳瀬元首相秘書官の証人喚問を求めて、審議を拒否している。対する与党側は、要求に応じる姿勢を見せておらず、対立が先鋭化している。

立憲民主党の辻元国対委員長は23日朝、「まず政府・与党が膿(うみ)を出し切る方策を示してほしい」と強気の姿勢を強調している。

立憲民主党・辻元国対委員長「行政の信頼回復なくして、政策論議なしだと。大臣のけじめなくして、国会論議なしだ」

政府・与党は当初、23日に予算委委員会の集中審議を開いた上で柳瀬氏の参考人招致に応じる考えだった。しかし、野党側はあくまで証人喚問を求めている上に、麻生財務相の辞任も要求し、対立が続いている。

菅官房長官「政府としては、国会の求めには真摯(しんし)に対応し、麻生大臣には国民の厳しい視線が注がれている財務省の陣頭に当たって、信頼回復に努めていただきたい」

政府高官は「麻生財務相の辞任もありえないし、柳瀬氏の証人喚問もありえない」と譲らない構え。

これに対して、立憲民主党の枝野代表は、内閣不信任案の提出も、今後、検討する考えを示していて、国会審議の正常化への糸口はつかめていない。