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安倍首相「迷惑かけた」地方議員らに謝罪

2018年4月20日 22:29
安倍首相「迷惑かけた」地方議員らに謝罪

安倍首相は20日、都内で開かれた自民党の地方議員の研修会に出席し、森友学園の問題などについて「迷惑をかけた」などと謝罪した。

出席者によると、安倍首相は研修会で、森友学園や加計学園などの一連の問題について、「地方議員の皆さんに迷惑をかけて申し訳ない」などと謝罪したという。

また、研修会では、森友学園や加計学園の問題について弁護士から説明があり、弁護士は「報道は実態とは違っている」として安倍首相の関与を否定したという。

秋田京都府議「しっかりと説明責任を果たして、正々堂々と世間に対して態度表明していただきたい」

藤墳岐阜県議「(今の政府の対応は)ちょっと危うい状況になってきたね。いつまで(安倍政権)持つのかなあと」

20日、アメリカから帰国したばかりの安倍首相は、空港から直行してこの研修会に出席した。

9月の自民党総裁選挙に向けて地方票の取り込みにつなげたい考えだが、地方議員からは、まずは一連の問題へのしっかりした対応を求める声が相次いだ形。

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一方、22日に投開票が行われる沖縄市長選挙の応援演説のため沖縄入りした小泉進次郎・筆頭副幹事長も、今の政治状況への危機感をあらわにした。

自民党・小泉筆頭副幹事長「批判をされることを通り越して、もう見たくない、聞きたくない、ウンザリだと、勝手にやっていればどうかと、そういう諦めにも似たような、突き放されるような思いを持たれかねない状況は、われわれ政治家は、危機感を持たなければなりません」

また、小泉氏は、セクハラ問題のある財務省の福田事務次官を念頭に、「一部の公務員の問題が、公務員全体の評価に影響を与えているとしたら、頑張っている人に苦労をかけてしまっているのではないか」と懸念を示した。