ロシア軍 北方領土で大規模演習を開始
ロシア軍は18日、北方領土の択捉島と国後島などで、大規模な演習を始めたことを発表した。北東アジアでの軍事的存在感を強めているアメリカに対抗する狙いがあるとみられる。
ロシア国防省の発表によると、演習には2500人以上が参加し、戦車やヘリコプター、太平洋艦隊の艦艇のほか、新たに配備したドローンも投入し、海上の標的への射撃訓練などを行うとしている。
ロシアは北方領土を北東アジアにおける重要な軍事拠点と位置付け、新たな兵器を配備したり、大規模な演習を繰り返したりするなど、軍備強化を進めている。こうした背景には、北朝鮮問題などをきっかけに軍事的な存在感を強めているアメリカに対抗する狙いがあるとみられる。