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熊本地震の復興から見えてきたもの

2018年4月17日 21:18
熊本地震の復興から見えてきたもの

ニュースのポイントをコンパクトにまとめた「深層NEWS ここにフォーカス」。地震発生時に熊本に赴任していた読売新聞編集委員・丸山淳一氏と熊本出身のスポーツキャスター・陣内貴美子さんによる、熊本地震の復興から見えてきたものについて。

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丸山キャスター「阿蘇と熊本城は 似ているところがあって、時間をかけるべきところと急ぐべきことの2つが復興にはあって、2つのバランスをどう取っていくかが今回の熊本取材であらためて(地震から)2年で行ってみて強く感じた」

Q:お城の方は時間をかけるべきことというのが元に戻すということ

丸山キャスター「歴史的価値を残しつつ元に戻さないといけない。完全に元に戻すだけではダメで、新しい耐震強化が必要」

Q:阿蘇の方は環境との見合いというか…

丸山キャスター「自然との共生、環境を破壊しないで道路を通すにしても細心の注意が必要ですよね」

陣内美貴子さん「いい意味で熊本の人って頑固なんですよ。焦らないというか、どっしりと構える部分もあって。そこは熊本の人で良かったなと。ただ、『どぎゃんかなるけん』って言うんですよ。『どうにかなる』っていうのを『どぎゃんかなる』って。そういう精神みたいなんですよね。うちは大丈夫だけん、って。同じ時期に大分で地震があったら、うちは大丈夫だけん、大分の人を心配してやってくれって言うんですよ。そういう人もいるんですよ」