尿検査でがん発見へ 日立製作所が開発
尿検査で小児がんや乳がんなどを発見する検査方法を日立製作所が開発し、今月から、実証試験を始めると発表した。
日立製作所が3年前から研究開発を進めた結果、がん患者は尿に含まれる代謝物、数千種類のうち、特定の2種類から5種類の代謝物の量が多いことがわかったという。
この尿を利用した検査は、小児がん、乳がん、胆道がん、大腸がんで有効で、日立製作所では、的中率について「かなりの高い精度」だとしている。
今月から名古屋大学病院と共同で250人に対して実証試験を行い、早ければ、2020年代初めの実用化を目指している。