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朴槿恵前大統領、控訴の放棄を申し出

2018年4月16日 18:32

巨額の収賄などの罪に問われ、1審で懲役24年の判決を受けた韓国の朴槿恵前大統領が、控訴を放棄すると裁判所に伝えた。検察が控訴しているため、控訴審は開かれるが、朴被告は出廷を拒否するとみられる。

朴被告は16日、ソウル中央地裁に控訴の放棄を申し立てる文書を提出した。朴被告は今月6日に、懲役24年、罰金およそ18億円の1審判決を受けたが、韓国メディアによると、控訴の権利がある朴被告の妹が控訴状を提出。しかし、朴被告本人が放棄を申し立てたことで、妹が申し立てた控訴の効力はなくなったという。

検察がすでに1審判決の量刑を不服として控訴しているため、控訴審は開かれるが、朴被告は1審の途中から出廷を拒否していて、控訴審も欠席するとみられる。