×

“シリアに攻撃”仏大統領は正当性を主張

2018年4月16日 12:35

アメリカのヘイリー国連大使はシリアのアサド政権による化学兵器の使用疑惑をめぐり、政権の後ろ盾となっているロシアへの新たな制裁が16日に発表されると明らかにした。

アメリカ・ヘイリー国連大使「ムニューシン財務長官が月曜(16日)にロシア制裁を発表するだろう」

ヘイリー国連大使は15日、シリアへの攻撃が「化学兵器を使用するアサド政権への強いメッセージになった」とした上で、「アサド政権は1対1の交渉に値しない」と強調。後ろ盾となっているロシアへの新たな制裁を打ち出し、圧力を強めることでアサド政権によるさらなる化学兵器の使用を防ぐ考えを強調した。

また、攻撃に参加したフランスのマクロン大統領は15日、シリアへの攻撃で「化学兵器の生産能力は破壊された」と述べた上で、「シリアが化学兵器を廃棄しない場合には、国連安保理決議で武力介入が認められている」と述べ、攻撃の正当性を主張している。

一方で、ロシアとの関係については、シリア内戦の政治的解決に向けて、対話していく必要がある、との考えを示した。