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アサド政権“化学兵器疑惑”東グータを制圧

2018年4月15日 12:31

シリアのアサド政権は14日、化学兵器の使用が疑われる東グータ地区を完全に制圧したと発表した。

東グータ地区は、首都ダマスカス近郊の反体制派の拠点だったが、アサド政権軍は14日、完全に制圧したと発表した。

この地区では今月7日、化学兵器の使用が疑われ、アメリカなどは、アサド政権によるものだとして、軍事攻撃に踏み切った。アサド政権としては、あえて同じタイミングで完全制圧を発表したものとみられる。

こうした中、OPCW(=化学兵器禁止機関)の調査団が14日、ダマスカスに到着した。OPCWは「事実関係を明らかにするまで活動を続ける」との声明を出していて、アサド政権側も「完全に協力する」としている。