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アサド政権軍、東グータ地区完全制圧と発表

2018年4月15日 9:07

化学兵器の使用が疑われ、アメリカなどの軍事攻撃のきっかけとなったシリアの東グータ地区について、アサド政権軍は14日、完全に制圧した、と発表した。

東グータ地区は、首都ダマスカス近郊の反体制派の拠点だったが、アサド政権軍が14日、完全に制圧したと発表した。

この地区では今月7日、化学兵器の使用が疑われる攻撃があり、アメリカは14日、アサド政権によるものだとして、イギリス、フランスと共同で軍事攻撃に踏み切った。

アサド政権としては、あえて同じ日に、完全制圧を発表したものとみられる。

一方で、シリア人権監視団によると、東グータ地区では政権軍が攻勢を強めたこの2か月弱で、市民1700人以上が戦闘に巻き込まれて死亡したという。