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シリア側、攻撃された施設は“がん研究所”

2018年4月15日 7:38

シリアへの軍事攻撃について、アメリカの国防総省は14日、化学兵器の施設に105発のミサイルを発射したと明らかにした。一方、シリア側は、施設はがんの研究所だったと反論している。

国防総省が公開したシリア攻撃の映像では、アラビア海に展開している巡洋艦から巡航ミサイル「トマホーク」が発射されている。

国防総省によると、3か国の攻撃には計105発のミサイルが使われ、標的の化学兵器施設に「全て命中した」という。

米・国防総省の会見「攻撃は非常に成功した。化学兵器を再び使用する能力を大幅に低下させたと確信する」

一方、シリアの国営メディアは、攻撃された施設は、がんの治療薬などの研究所だったと伝えた。アサド政権側としては、攻撃の正当性を揺さぶり、国際的な非難の声につなげたい狙いがあるとみられる。