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プーチン大統領が米仏けん制 シリア情勢

2018年4月14日 8:55

シリアのアサド政権が化学兵器を使用したとして、アメリカやフランスが軍事攻撃を検討する中、ロシアのプーチン大統領は13日、フランスのマクロン大統領と電話会談し、「危険な行動は控えるべきだ」と両国をけん制した。

会談でプーチン大統領はOPCW(=化学兵器禁止機関)が14日から現地で調査を行うことを踏まえ、結果が出るまで、「危険な行動は控えるべき」だとして、軍事行動を検討するアメリカやフランスをけん制した。

アサド政権を支援するロシアは、化学兵器の使用が「作り話」だと主張している。一方、マクロン大統領は国連安全保障理事会での真相解明にむけた動きをロシアが妨げたとの認識を示し、懸念を表明。

両国は今後も協議を続けるとしたものの、立場の違いは埋まらなかった。