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熊本地震から2年 課題は住まいの再建

2018年4月14日 17:56
熊本地震から2年 課題は住まいの再建

震度7を2度観測した熊本地震から14日で2年。熊本では追悼式が開かれ、犠牲者を悼んだ。

熊本県庁では追悼式が開かれ、遺族や関係者などおよそ320人が出席した。

益城町で母を亡くした松野良子さん「私たちが前を向いて歩いて行こうとしていることと、若い世代の活力が将来の熊本を創造してゆく大きな希望になっていることを報告いたします」

式では参列者が花をささげて犠牲者を悼んだ。

震度7の地震に2度見舞われた益城町では、前震で亡くなった親子の自宅跡に住民たちが献花台を設けた。

地元の区長・腰尾文人さん「震度7を2回経験した住民として、私たちが忘れないから見守ってくださいと言いたかった」

県内では今も3万8000人以上が、「仮住まい」での生活を続けている。2年という仮設住宅の入居期限が迫る中、被災者の住まいの再建が、大きな課題となっている。