山形県の山寺・立石寺を開いたとされる慈覚大師・円仁をしのぶ「円仁祭」が１４日に行われ、世界平和を願う鐘が打ち鳴らされた。

「円仁祭」は慈覚大師・円仁の生まれた日とされる４月１４日に合わせて開かれるもので、今年で１１回目になる。

円仁祭では、午前９時に合わせ、立石寺をはじめ、円仁が遣唐使として渡った中国や韓国など、およそ５００の円仁ゆかりの寺院で一斉に鐘を打ち鳴らし、世界平和を祈願した。

立石寺・清原正田住職「一般の人誰もが争いごとを望んでいるわけではないから、みんなで（平和を）確かめ合っていければいい」

参拝者「家族などの身近なところから平和をつくっていきたい。そこから世界の平和につながっていけば」

参拝者は立石寺の登山口にある「幸福の鐘」を次々に打ち鳴らし、手を合わせていた。