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河野外相は、王毅外相と何を話し合うのか

2018年4月13日 22:05

ニュースのポイントをコンパクトにまとめた「深層NEWS ここにフォーカス」。6月上旬までに行われる予定の米朝首脳会談に関連して、15日に来日する中国の王毅外相と河野外相との間で何を話し合うかについて、外務副大臣の佐藤正久氏と元駐韓大使の武藤正敏氏に聞く。

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佐藤正久氏「いまの北朝鮮が具体的な行動を取っていない段階ですから、そこはしっかり、完全で検証可能な、不可逆的な形で核・ミサイルを廃棄する、それまでは圧力を国際社会が一枚岩となって国連安保理の下でやった制裁を続けるということは、確認しないといけない」
「まさに外交の正念場ですよね。私も去年8月に外務副大臣になって、これほど外務大臣・副大臣・政務官まで、いろんな国と北朝鮮についてこれだけ調整しているというのは、多分、ここ数年の外交ではないぐらい。フル回転でやっていますから」

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武藤正敏氏「中国に一番に言いたいのは、いままで国際社会が連携してやってきているでしょ、と。北朝鮮がひょこひょこ出てきて、くさびを打ち込むようなことは絶対させないで下さいよね、って。これが一番のポイントでしょう」

佐藤正久氏「中国の役割って一番大きいんですよ。実はいま、日中は非常に関係が良くなりつつある。(安倍首相は)昨年も習近平国家主席とハノイで会い、そのあとフィリピンで李克強首相と会った。非常にいま日中関係を良くしようという動きがお互いにありますから」