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元国防長官「北が非核化応じる可能性低い」

2018年4月13日 15:36

開催が予定されている米朝首脳会談をめぐり、アメリカの前の政権で国防長官を務めたパネッタ氏がNNNの取材に応じ、「北朝鮮が非核化に応じる可能性は低い」と指摘した。

パネッタ氏は、オバマ政権でCIA(=中央情報局)長官や国防長官を歴任し、北朝鮮に対しては非核化に応じない限り交渉しないという方針で対応した。その経験を踏まえてパネッタ氏は北朝鮮が非核化に応じることに懐疑的な見方をした。

パネッタ元国防長官「北朝鮮は核兵器排除のためのいかなる努力も拒否するだろう。彼らにとって核能力は政権を守る唯一の機能だからだ」

また、首脳会談の開催が電撃的に決まったがために会談に向けた準備の時間が足りないと指摘した。

パネッタ元国防長官「北朝鮮が米韓に対してどんな見返りを要求するか(会談までに)検討し準備する時間がほとんどない」

さらにパネッタ氏は首脳会談の成功には、日本など同盟国との連携が欠かせないと述べた。