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若者の車離れ…でも「46%は買いたい」

2018年4月12日 14:14
若者の車離れ…でも「46%は買いたい」

世の中で議論を呼んでいる話題について、ゲストに意見を聞く「opinions」。今回の話題は「進む、若者のクルマ離れ?」。社会学者の古市憲寿氏に話を聞いた。

日本自動車工業会の調査によると、車を保有していない10代と20代の社会人のうち、54%が「買いたくない」「あまり買いたくない」と回答した。

買いたくない理由を聞いたところ、最も多かったのが「買わなくても生活できる」で33%、次いで「駐車場代など、今まで以上にお金がかかる」が27%、「お金は車以外に使いたい」が25%となっている。

ネット上ではこんな意見が見られた。

「『シェア』が時代の流れ」
「都会ではいらないけど、田舎では必要」
「今の若い人の収入だと、とても買えないよ」

――この話題について古市さんの意見をフリップに書いていただきました。

「46%は買いたい」です。

確かに54%は「買わなくていい」といっているのですが、いまだに半数近くの10代、20代は買いたいと思っている。

特にこの調査をみてみると家族がいる人というのは、買いたいという率がすごく高いんです。あとやはり、都市部ではなく地方に住んでいる人ほど買いたいという率が高く、地方に住んでいると車がないと生活ができない人がまだまだいるわけです。

だから、ひとくくりに日本中の“若者がクルマ離れ”しているわけではなく、どこに住んでいるかとか、どんな家族形態かによってだいぶ状況が変わってくると思います。

榎本さんは車は運転しますか?

――今はしないのですが、学生時代と社会人になったときは乗っていましたね。

すごく下手と聞いたんですけど。

――どこで聞いたんですか。

色々ぶつけても、あまり気にしないとか。

――ぶつけても気にしないですね。結構、ボコボコな車に乗っていましたけど。

僕も車がもっとカジュアルになればいいなと思うんです。日本で運転していると渋滞も多いし、車がぶつかることに対してみんなすごくセンシティブじゃないですか。だから、榎本さんみたいにみんなが車をぶつけあって乗りやすい社会だったらいいと思うんですけど。

――ダメですよ。

だから僕も車で誰かをひいちゃう可能性というのはあるわけじゃないですか。そのリスクがどうしてもあるのでなかなか乗りたいとは思わないです。

自動運転とか乗りやすい車とか誰も殺さない車とかが増えてくれば、車に乗りたくなる日が来るのかなとは思いましたね。

――私も地方に住んでいるときは乗っていたのですが、東京に来ると怖いなという気持ちが大きいです。

公共交通機関が充実していますからね。だから東京だと車ではなくてもいいのかなというのは正直あります。

――自動運転は期待したいですね。

しばらくはなかなか難しいですよね。

――未来に期待しましょう。

【the SOCIAL opinionsより】