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トランプ氏“対抗措置”決断へ…軍事攻撃も

2018年4月11日 1:16

中東シリアで化学兵器の使用が疑われる政権側の攻撃があったことを受け、アメリカのトランプ大統領が近く対抗措置を決断する。軍事攻撃に踏み切る可能性がある。

トランプ大統領は9日、軍の幹部との会合でシリアへの軍事攻撃に踏み切る可能性を強く示唆した。

攻撃を行う場合、早ければ日本時間11日未明から昼までの間に行われる可能性がある。ロイター通信は政府当局者の話として、トランプ政権は多国籍の軍による対応を検討していると伝えている。

トランプ大統領は9日、フランスのマクロン大統領と2日連続で電話会談をしていて、軍事行動を協議した可能性もある。

またトランプ大統領は、参加を予定していた今週ペルーで行われる米州首脳会議への出席をシリアへの対応にあたるため、急きょ取りやめると発表している。

一方、シリア人権監視団によると、シリアのアサド政権軍は、アメリカなどの攻撃に備えて、軍の基地などで、10日から3日間、警戒態勢を敷いているという。