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加計学園“首相案件”文書 野党が追及

2018年4月11日 15:47
加計学園“首相案件”文書 野党が追及

国会では加計学園問題の追及が続いている。立憲民主党の枝野代表は、「首相案件」などと書かれた愛媛県の文書をめぐり、愛媛県か柳瀬元首相秘書官のどちらがうそをついているのかと、激しく追及した。

安倍首相は、愛媛県の関係者らとは会っていないとコメントしている柳瀬元秘書官について「私は部下を信頼している」と擁護した。

立憲民主党・枝野代表「愛媛県の担当者が聞いてもいないこと書いたんですか、そうでなかったとすれば、(元秘書官の)柳瀬さんがうそついてるか、どっちかしかないんですよ。違いますか?総理」

安倍首相「私は部下を信頼をして仕事をしているところでございまして、柳瀬元秘書官の発言を、私は信頼をしているところでございます」

立憲民主党・枝野代表「これ勝手に愛媛県だけじゃ作れませんよ。下村さん(元文科相)がうんぬんという話を、何で愛媛県の担当の課長が作れるんですか」

安倍首相「下村大臣から私聞いたこともございませんし、私が加計理事長に伝えるということはないということは、はっきりと申し上げておきたいと思います」

また、安倍首相はこのように、文書に盛り込まれている会食の際、加計理事長に、獣医学部新設をめぐる下村文科相の発言を伝えたという記述についても否定した。

これに先だって、立憲民主党の川内議員は、安倍首相が加計学園の獣医学部新設の意向を初めて知ったのは去年1月20日という、これまでの答弁の通りなのかただした。

安倍首相は「総理大臣としても友人としても、知った日はすでに答弁した通りだ」と述べた。