米側批判に露大使「化学兵器使用は作り話」
緊迫するシリア情勢を巡り国連の安全保障理事会の緊急会合が開かれ、アメリカとロシアの非難の応酬が続いた。
ヘイリー国連大使「ロシアはシリアの子供たちの血にまみれた写真を見ても何も感じないだろう。こんなことができるのは化け物だけだ」
ヘイリー大使はアサド政権を支援するロシアを強く批判した上で、安保理の対応が失敗しても「アメリカは対抗する用意がある」と述べた。
これに対してロシアの国連大使は「化学兵器の使用は作り話だ」と真っ向から否定。さらに「アメリカの友達はノーと言えない人たちだけで、我々は友達になるつもりはない」と協力を拒否した。
アメリカなどは化学兵器の使用を巡り新たな調査を行う決議案の採決を目指しているが、調査の主導権を巡りロシア側が反発し調整は難航している。