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“首相案件”メモ 愛媛県知事も存在認める

2018年4月10日 21:29
“首相案件”メモ 愛媛県知事も存在認める

加計学園の獣医学部新設を巡り、愛媛県の職員が当時の柳瀬首相秘書官と面会し、柳瀬氏が「本件は首相案件」などと発言したと記載したメモを作成していたことが分かった。愛媛県知事もメモの存在を認めている。

愛媛県・中村知事「当時、この会議に出席した職員が、まさにその口頭報告のために作ったメモというものが、この文書の実態」

加計学園の獣医学部新設を巡っては、愛媛県や今治市、それに加計学園の担当者が、国家戦略特区で申請する2か月前の2015年4月2日に、当時の柳瀬唯夫首相秘書官と面会していたのではないかと野党などが追及してきた。これに対し柳瀬氏は10日、「記憶の限りでは、愛媛県や今治市の方にお会いしたことはない」とのコメントを出した。

Q.絶対に会っていない
柳瀬氏「コメントの通りです」

10日に会見した中村知事は愛媛県などが柳瀬氏らと面会し、柳瀬氏の発言をまとめたとされるメモについて、県職員が備忘録として書いたものと認めた。

一方で、メモに保管義務はなく、すでに廃棄されていて詳しい中身は確認できないとしているが、関係者によるとメモには柳瀬氏が「本件は首相案件」などと発言したと記載されていたという。