フィギュアスケートの羽生結弦選手の祝賀パレードに向け製作されたＴシャツが、販売前にもかかわらず、インターネットオークションで定価以上の価格で出品されていることがわかった。

羽生選手のＴシャツは、今月２２日に仙台市内で行われる祝賀パレードの費用を賄うため、仙台市を事務局に関係機関でつくる実行委員会が８万枚製作した。

仙台市内の店頭販売は１１日からだが、インターネットのオークションサイトを見ると、すでに税込み１枚２５００円（税込）のＴシャツがおよそ２倍の値段で出品されている。

仙台市・郡和子市長「まだ手にされていないんだろうと思うんですね（出品者は）そのＴシャツも。なので、そういう状況なのはびっくり。それぞれの方々の良心に期待したいと思います」

仙台市の郡市長は「あくまでパレードの資金となるＴシャツ」だとして、困惑の表情を浮かべ、事務局の担当者も「販売後は個人の所有物となり転売に規制はないが、趣旨を理解した良識ある行動をしてほしい」としている。