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トランプ氏 シリア“化学兵器疑惑”で非難

2018年4月9日 7:15

内戦が続く中東シリアで化学兵器の使用が疑われるアサド政権軍の攻撃があったことを受け、アメリカ・トランプ大統領は8日、「大きな代償を支払うことになる」と対抗措置も辞さない構えを示した。

シリアの首都・ダマスカス近郊の東グータ地区では、アサド政権軍が反体制派に対して、6日から激しい空爆を行い、市民に多くの死傷者が出ている。犠牲者の中には呼吸困難の症状で死亡した人も多数いて、ロイター通信などは塩素ガスが使われた疑いがあると伝えている。

アサド政権側は化学兵器の使用を否定しているが、アメリカ・トランプ大統領は8日、ツイッターで「非人道的な化学兵器攻撃で女性や子供も死亡した」として、「野蛮なアサド」と非難。「大きな代償を支払うことになる」と対抗措置も辞さない構えを示した。

トランプ政権は去年4月、アサド政権が市民に対し化学兵器を使用したとしてシリアの空軍基地にミサイル攻撃を行っている。